節電の空調豆知識

1.冷房する部屋の窓に、「すだれ」を取り付けたり、「よしず」をたてる。


太陽の光はたいへん大きなエネルギーを持っていて、その光が壁、窓、床に当たったとき、熱、つまり暑さに一部が変身します。 その光が部屋に入る前にシャットアウトしてしまえばいいのです。
ホームセンターやディスカウントショップに行けば、低価格で購入することができます。 この方法はかなり効果がある方法ですのでお試しください。
ただし、台風が来たときははずさなければなりませんし、2、3年たちますと、材料の葦が黒っぽくなってきて清潔さがなくなってきます。 廃棄処分のときは、費用と手間がかかります。

2.道路や庭、ベランダへ「打ち水」をする。


昭和30年40年代はよく見られた日常風景でした。 夕立が去ったあとの、あの涼しさの小型版というところでしょうか。
打ち水した「水」が「蒸発」するときに道路、庭、ベランダから「蒸発熱」をうばってくれるので、涼しさを感じることができます。 炎天下ではあまり効果はありませんが、朝夕は効果が感じられるでしょう。
道行く人が、「今日は暑くなりそうだね。」とか「気持ちがいいね。」とか声を掛けてくれますし、植木に水をやることもできます。

3.打ち水のついでに、エアコン室外機を洗う。


室外機の裏から空気を吸い込んで、室内の熱を取って、室外機の正面から吹出していますので、何年かたちますとラジエターみたいな「熱交換フィンコイル」が汚れてきます。 そうなると熱交換が悪くなり、機械は無理をして、リモコンの設定温度にするように努力してくれる分、電気代が多くかかります。
水道水でホースを使って勢いよく洗うと効果がありますが、高い圧力ですと「フィン」がつぶれてしまいますので要注意です。 今までと同じ設定温度でも、汚れが落ちれば、冷房効果、冷風が強くなりますし、電気代も少なくてすみます。

4.扇風機を一緒に使う。


吹出す風の量が多いほど、冷房効果がよくなりますから、リモコンの「風量」は「強」をおすすめします。 風が体に当たるほど、涼しくなりますから、扇風機を使うと涼しさを感じる分だけリモコンの設定温度を1度でも上げることができれば、その分の電気代がかからなくなります。
ただし、直接、風を体に当てますと体内の水分をうばわれますから、要注意です。 とくに、赤ちゃんは危ないのでくれぐれも注意をお願いします。

5.室内機のフィルター清掃をこまめにする。


フィルターが目詰まりすると風量がダウンしますので、当然、冷房効果が落ちます。 機械はまじめですのでリモコンの設定温度になるように努力してくれます。 その分の電気代がかかることになります。
室内機の熱交換器の汚れもきれいにした方がいいのです。 ホームセンターに行くと、スプレー式の薬品洗浄剤が販売されていますので、それで洗うときれいにはなりますが、電気部品が詰まっていますので十分に養生をされてやられるとよいでしょう。 エアコンの電源コンセントはかならず抜いてください。
面倒だとお考えの方は、当社に相談ください。

6.そのほかの、省電力運転の知恵。


  • 家の中に風の通り道をつくる。 春と秋はとくにおすすめです。
  • 除湿運転を避ける。 除湿運転は、条件によりますが冷房運転の2~3倍の電気代がかかります。
  • 湿度に気をつけるため、湿度計を使う。 夏は50~65%くらい、冬は40~55%くらいが目安でしょう。
  • 庭、ベランダに落葉樹を植える、または鉢植えにする。
  • エアコン購入のときは、エネルギー消費効率、COPに注意する。

7.古いエアコンは入れ替えた方が、電気代がお得です。


1998年6月一部改正の「省エネ法」で、「それぞれの製品において消費効率が現在商品化されている製品のうち最も優れているものの性能以上にする。」という考え方により、日本の各メーカーさんの地道な努力の結果、冷暖房効率が格段に良くなっています。
各メーカーさんのカタログによりますと、10年前のエアコンと電気代を比べますと、50%以上、つまり電気代が半分以下なります。 ひそかに思えば、日本でトップということは、おそらく世界でもトップと考えてもいいのではないでしょうか。
省エネタイプのエアコンは、価格が比較すると高いのですが、じょうずにエアコン運転ができれば、3年から5年で、その差額は取り戻すことができます。 また、「京都議定書対象の地球温暖化ガス、おもにCO2、二酸化炭素」の削減に、家庭やオフィスから協力することになります。
ただし、インバーター装置が低速運転に入ったときに、室内機の熱交換コイルの温度が高くなってしまうため、湿度コントロールが高めになってしまい、冷房の感じが弱くなることがあります。

8.そのほか、超省電力への対策。


  • 換気扇は、熱を室外に出しにくい「全熱交換器」にする。 換気量の検討も行う。
  • 新鮮空気の必要量を検討し、制御する。
  • 照明の必要照度を検討し照明負荷を減らす。 省エネタイプに入れかえる。
  • 空調方式、機器の位置を検討。
  • 壁の断熱、サッシ、ドアなどの気密、方位の検討などの建物の構造に関することを検討する。

(文責:志村 2006.04.02)

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